第49回Fグループフォトコンテスト入賞・入選発表
キヤノンマーケティングジャパン株式会社はじめ会員各社のご協力のもと「第49回
Fグループフォトコンテスト」が開催されました。
今回も全国各地の芙蓉グループ各社の社員ならびにOB・OG、そしてご家族の皆様から、暮らしの風景や自然の営みなど被写体も様々に、出会った瞬間や狙った瞬間を切り取った個性やこだわりが伝わってくる179点の作品が寄せられました。
齋藤康一先生による厳正な審査によって選ばれた各賞を発表いたします。(敬称略)
最優秀賞
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「キメポーズ」
佐々木直子 (西松建設)
受賞のことば
普段は、すばしっこく動き回るので、中々ベストショットが撮れないのですが、この日は一瞬止まってくれて、凛々しい目線のかっこいいエゾリスのキメポーズを撮影できました。
講評
時間帯の選び方、形の合わせ方、そして光の入り方がとても見事な一枚です。時間がちょっとズレたらこれほどきれいには撮れません。逆光の光がうまく入っていて、エゾリスの輪郭が際立って、さら に目も輝いています。全体の色調で言うと非常に地味な写真なのですが、カメラをここまで向けて いるにもかかわらず美しくとらえていて、フレーミングや光の回し方なども併せて感心しました。
優秀賞
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「大阪の夕景」
永島孝重 (キヤノン)
受賞のことば
大阪府東大阪市にある上石切第二公園より撮影。大阪平野にそびえ立つビル群の照明が灯りだした日没約30分後の景色が非常に綺麗で、撮れた瞬間は感激しました。
講評
時間帯の選び方、夕方の雲の美しさ、そしてたくさんのビルの灯りがぽつぽつと点きながらの空の色合いをとても良い感じでとらえていて、よく見ると遠くの山並みもちらりと見えています。ビルの高さが出るように場所をよく選んで、普通は歪みが出るところですが縦の線と横の線もきちんと決めて、感心するほどきれいに収めています。
優秀賞
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「家庭サービス」
川田紀典 (損害保険ジャパン)
受賞のことば
桃花園で出会った家族のほのぼのとした雰囲気に気をひかれて、撮らせてもらった中の一枚です。 快く被写体になってくださったご家族の方に感謝。
講評
子どもたちを連れてのハイキングでしょうか。とてもかわいらしく自然な感じの一枚です。背景には山があって、とてもきれいな花が咲き、季節の風物詩もあって、ちょうどいい感じですべて見せてくれています。家族の動きを気持ち良くとらえていて、素朴な感じが親しみをもてると同時に懐かしさも覚える写真ですね。
優秀賞
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「慟哭」
藤里 有 (明治安田生命保険)
受賞のことば
氷点下20度近く冷え込んだ朝の空気を引き裂くようなタンチョウの番の鳴き交わし。縄張りを主張する声が悲しみを帯びているように聞こえ、タイトルを「慟哭」としました。
講評
構図とバランスも良く、凝りに凝っていることが伝わってくる作品です。ツルがこの形をすることは想像できても、こんなにうまく撮れるのかと思うほどに、ツルたちの背景の光とその色の見え方、そして時間帯が絶妙に重なっている一枚です。おそらく極寒の中、長い時間、光の感じが一番良い状況を待っての撮影だったと思います。
入選(20名)
越山真次「山の神」(五洋建設)、岩川辰美「ブラスバンド」・矢崎拓郎「お引越し」(JFEホールディングス)、小島慶子「鬼ごっこ」(損害保険ジャパン)、髙木 愛「市杵島で初日の出」 (大気社)、小西直昭「みんなで下校」・湯原翔太「百花繚乱」・横江憲一「(無題)」(大成建設)、佐々木郁太郎「残照」(西松建設)、丸本まゆみ「舞う」(前田建設工業)、 鈴木邦幸「富士にかかる天の川」(松田平田設計)、田上清明「ポーズ」・野中泰子「スマホ集団」・早坂美保「俺が東大寺の門番だ」・洪 志東「アフリカの姉妹」・RODCHUA PORNPIMON「Reflection Ourselves」(丸紅)、石原基成「栄光のゴールへ」・石原智美「暗夜に映える」・石原将季「瀑布」(みずほ銀行)、川口琢郎 「国立競技場」(みずほフィナンシャルグループ)
[敬称略・社名五十音順]