第48回Fグループフォトコンテスト入賞・入選発表
キヤノン株式会社・キヤノンマーケティングジャパン株式会社はじめ会員各社のご協力のもと「第48回 Fグループフォトコンテスト」が開催されました。
今回も全国各地の芙蓉グループ各社の社員ならびにOB・OG、そしてご家族の皆様から、風景、人物、動物など被写体も様々に、出会った瞬間や狙った瞬間を切り取ったバラエティ豊かな159点の作品が寄せられました。
齋藤康一先生による厳正な審査によって選ばれた各賞を発表いたします。(敬称略)
最優秀賞
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「ベイパー全開」
石原将季 (みずほ銀行)
受賞のことば
高湿度でベイパーが出やすく、アフターバーナーも曇天に映えるので9月の曇り空をうまく利用しました。如何なる条件下でも結果を残そうと一写入魂を込めた作品です。
講評
高速飛行のジェット戦闘機をじつに見事に撮られた作品だと思いました。瞬間をかっちり押さえて被写体のスピード感が的確に表現されていて、フレーミングの中の位置関係、形もバランスも絶妙ですね。機体も空も色調は地味ですが、そのために流れる飛行機雲の白とジェットエンジンから噴き出るオレンジ色の炎が際立っています。この一枚は、なかなか撮れそうで撮れないと思います。
優秀賞
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「夢の未来へ」
瀧川 昊 (JFEホールディングス)
受賞のことば
孫を世界一の原型模型博物館につれて行きました。孫と娘が感動して見入っていました。その時のスナップです。その後自宅の部屋一杯に、プラレールがしかれていました。
講評
和やかさが伝わってくる雰囲気の良い作品だと思いました。建物の中の下の方や奥の窓と壁の部分、そして眺めている母子、3段階のトーンで色合いもバランスも良いですね。手前の母子のそれぞれの手の動きなど細やかな瞬間をとらえているからこそ奥の方も見えてきます。位置が良く上手に撮影されていると思いました。
優秀賞
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「あつまれ!!」
川田紀典 (損害保険ジャパン)
受賞のことば
カラスが田圃の畦に止まってすきを窺っている様子を狙って撮った何枚かの中の1枚です。カラスを強調するために横長にトリミングをしました。白黒ではありません。カラーです。
講評
天地がトリミングされていて、奥の2羽のサギとその手前に並ぶカラスたちのボリューム感がとても伝わってきます。これ以上周囲を入れると完全に弱くなるのですが、その辺りの心得があって、きれいにまとめて見せてくれていると思いました。カラスがサギをからかっているような動きも感じられて、おもしろい作品だと思いました。
優秀賞
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「眠る駅長」
矢崎拓郎 (JFEホールディングス)
受賞のことば
千葉県のローカル線、小湊鉄道の上総牛久駅にて。駅長姿の可愛らしい猫に出会えました。駅長なのに、ぐったりと眠る姿が微笑ましく、撮影しました。
講評
駅長を務めている猫がベンチの上で体を伸ばして寝ている、その瞬間をよくとらえている、バランスの良いたのしい写真だと思います。画面の中に占める被写体(猫)の面積が一見小さく感じられますが、これより大きいと雰囲気がわからなくなります。タテとヨコの線をきれいに使っていて、それが何よりの良さにつながっていると思います。
入選(20名)
三古大輔「離水」(キヤノン)、岩川辰美「暑い日」(JFEホールディングス)、小島慶子「今夜は大漁」(損害保険ジャパン)、小西直昭「オレ撮ってオレ」・湯原翔太「彩虹」・ 横江憲一「凍てつくとき」(大成建設)、臼谷幹夫「夜明け」(大成ユーレック)、佐々木直子「お引越し」(西松建設)、丸本まゆみ「新しいカメラのモデルに付き合ってよ」(前田建設工業)、柄澤美也子「ニッポン ダイスキ」・越谷守昭「エンジン全開」・櫻井武行「No.1を撮る」・田上あづさ「おしゃまさん」・中里美恵「港のアイドル」・ 中村駿介「飛翔」・三好 功「青空会議」(丸紅)、石原基成「木更津の皆さん、こんにちは!」・石原智美「降臨」・松岡利憲「歓喜」(みずほ銀行)、藤里 有「春彼岸」(明治安田生命保険)
[敬称略・社名五十音順]