第44回Ｆグループフォトコンテスト入賞・入選発表
キヤノン株式会社・キヤノンマーケティングジャパン株式会社はじめ会員各社のご協力をえて「第44回Ｆグループフォトコンテスト」が開催されました。
偶然の一瞬を収めた一枚や忍耐強く被写体を追った力作など、今回も全国各地の芙蓉グループ各社から209点と、バラエティに富んだ多数の作品が寄せられました。
齋藤康一先生による厳正な審査によって選ばれた各賞を発表いたします。(敬称略)
最優秀賞
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「仲良し兄弟」
河野達雄 （キヤノン）
受賞のことば
蝦夷フクロウの雛です。親の心配そうな様子も気にせず、元気にはしゃぐ子供たちの仕草、可愛いさがたまりませんでした。未だ肌寒い道東の初夏でした。
講評
2羽の雛の穏やかで優しい感じがとても良く伝わってきます。被写体としてはめずらしくありませんが、とても難しい分野の作品です。手前のシャープさと背景のぼかし方が効果的で、構図的にもバランス良くひとつの画面を作り上げていますね。そして雛たちの動きや全体のトーンも、とても良く表現されていると思います。
優秀賞
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「美しき華」
湯原翔太 （大成建設）
受賞のことば
山梨県市川三郷町の「神明の花火」。一瞬の美しさに魅了され全国の花火を撮影しています。音楽とシンクロした色鮮やかで大迫力の花火は息を呑むほど美しく感動しました。
講評
被写体として花火は特異な分野で、撮り口が多様です。この作品の撮り口は一般的ですが、花火そのものはもちろん、画面全体のトーンもとてもきれいですね。日が暮れて暗くなった直後くらいでしょうか、夜空に広がった瞬間が美しくとらえられていると思います。
優秀賞
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「HND AM6：45」
石原基成 （みずほ銀行）
受賞のことば
早朝羽田の朝焼けを狙い通りに航過してくれたB8です。工場群、海面、駐機が黒潰れしないこと、空へ向かう躍動感を表現する機体の位置などすべての要素を満たす一コマでした。
講評
昇った太陽の上に飛行機が乗っかっていて、画面の上下の黒いトーンと光の感じをとても上手く活かしながら撮影している作品だと思います。真横からの構図がきれいで、飛行機の機体のフォルムや太陽の位置、雲の感じも良く、美しい風景が表現されていますね。
優秀賞
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「ゴール前の攻防」
越谷守昭 （丸紅）
受賞のことば
スタンドの影がゴール前まで伸び、プレーヤーだけが夕日に照らされた一瞬に魅せられシャッターを切りました。まさか優秀賞とはビックリしています。ありがとうございました。
講評
攻める方と守る方の選手、そしてボールがバランス良く配置され、それぞれの動きや表情もとても良いと思います。全体のトーンが黒く落ちながらも背景も感じられ、3つの要素がタイミング良く組み合わさった瞬間が、絶妙な構図で切り取られた作品だと思います。
入選
入選 ●入選（20名）／蔵田 満「シルエット」（キヤノン）、岩川辰美「ひょっとこ踊り」・矢崎拓郎「家路」（JFEホールディングス）、川田紀典「よちょれ よちょれ」・小島慶子「彩りの中で」（損害保険ジャパン日本興亜）、小西直昭「みんなで南無南無」・横江憲一「氷の世界」（大成建設）、臼谷幹夫「群れを追う」・堤 紀之「紅葉の朝」（大成ユーレック）、佐々木郁太郎「つぶらな瞳」（西松建設）、柄澤美也子「慈しみの手」・櫻井武行「下町の夕風景」・清水麻紀子「出勤中」・白石美都子「桃のシャワークライミング」・寺本浩子「水とのたたかい」・中里美恵「初夏の思いで」・野中泰子「昔とった杵づか」（丸紅）、石原将季「降下開始」・岩間幸男「横手のかまくら」・若松正則「オランダ万才」（みずほ銀行）
［敬称略・社名五十音順］
