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機関誌「エフ」

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八重洲プロジェクト
―「ウェルビーイング」な社会の実現へ―

 当社の旧本社ビルを含む「八重洲プロジェクト」(東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発事業〈A地区・B地区〉)は、東京駅の真正面に位置し、6駅28路線が利用可能でバスターミナルに直結、国内随一の高アクセススポットに誕生する地上10階と51階の2棟のビルで構成される大規模複合開発です。オフィスの他、商業施設、演劇やセミナーなどを開催する劇場・カンファレンスホールおよび高度医療施設と連携する多言語対応可能な医療施設などが整備される予定です。本プロジェクトは、地元の皆様とともに、多数の関係者と長年時間をかけて推進してきた当社悲願のプロジェクトであり、2025年度の竣工を目指しています。

 近年、経済社会の豊かさに加え、一人ひとりの生活の質や満足度に注目し、一人ひとりが多様な選択をすることができる「ウェルビーイング」な社会の実現への関心が高まっています。ウェルビーイングとは「身体的・精神的・社会的に良好な状態」を意味する概念であり、ワーカーのウェルビーイングが高いと、創造性や生産性、離職率に好影響を与えるという研究がなされており、国の「経済財政運営と改革の基本方針2021」や成長戦略実行計画に盛り込まれるなど、広く注目される概念となっています。
 ウェルビーイングの概念は、個人の主観的な状態であるため測定が難しく、日常的な測定方法の確立や、人によって異なるウェルビーイング向上に繋がる要素へのアプローチがこれまで課題となっていました。そこで当社は、首都圏で働くビジネスパーソン1万人を対象にアンケートを実施し、その結果からウェルビーイングの実現に強く影響する20種類の「ウェルビーイング向上因子」を特定し、13個の設問に回答することにより個人の状態を可視化する「ウェルビーイングスコア」を開発しました。ウェルビーイングスコアは、本調査の結果と学術的な見解をもとに、有用性が確認された13個の設問のうち、毎日1問に回答してもらうことで、個人のウェルビーイングの状態を簡易に測定できるツールです。

 本プロジェクトでは、ウェルビーイングスコアの測定ツールと併せて、ウェルビーイング向上因子を踏まえた、心と身体の健康と人や社会との繋がりを感じられる場を提供する食堂やワーカー同士の交流イベントなど、ワーカーのウェルビーイング向上に寄与する施策を実施し、ワーカー一人ひとりが能力を最大限に発揮できる施設の実現を目指しています。

  • 八重洲通りから望む外観完成予想CG

  • 北東から望む外観低層部完成予想CG

[本件のお問い合わせ先]
東京建物株式会社
都市開発事業第一部 八重洲一丁目東プロジェクト推進室
03-3274-0111
https://www.tatemono.com/
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