『エフ』250号記念特集 Part3『エフ』コンテンツ今昔
掲載されている記事は?そして、掲載されてきた記事は?
遡ると、『エフ』のコンテンツの豊かさが感じられます。
看板は「トップインタビュー」
巻頭を飾る「トップインタビュー」は、加盟企業トップへのインタビュー記事です。企業の沿革や事業内容、中長期的なビジョンなど経営に関する話題のほか、趣味や休日の過ごし方など素顔やお人柄にも迫ります。
「企業訪問」として開始したのが95号〈1987年3月〉。名称はその後、114号〈1990年11月〉から「トップは語る」、173号〈2004年春号〉から「トップインタビュー」に。今年で37年目、150名を超えるトップの方々にご登壇いただいている本誌ナンバーワンの長寿企画です。歴代インタビュアーには、宮崎総子さん、三雲孝江さん、木村優子さん、長野智子さん、八木亜希子さん、酒井ゆきえさんが。そして現在は、八塩圭子さんが務めています。
加盟各社の相互理解のために
芙蓉懇談会機関誌の第一義である、加盟各社の相互理解を深めるための重要な記事も満載です。
「実行委員会ニュース」(149号〈1998年春号〉初掲載❶)や「Fグループ コーポレートトピックス」(205号〈2012年春号〉初掲載)では各社の最近の取り組みを紹介しています。また、「創業物語」(153号〈1999年春号〉初掲載)や「わが社の環境への取り組み」(173号〈2004年春号〉初掲載)がほぼ一巡したため、228号〈2017年冬号〉から「Fプロジェクト」が新たに始まりました。注目のプロジェクトの関係者に取材し、立案から達成までの経緯と背景に迫る企画です。これまで10社のプロジェクトを紹介、反響をいただいています。
毎号大トリを飾る「エフニュース」も、社長人事や芙蓉懇談会主催の各種行事、国内外のF会の活動などを告知する必読のページです。1969年創刊時の名称は「懇談会だより」❷で、大切な役割は脈々と受け継がれています。
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❶初掲載時の名称は「実行委員会だより」でした。
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読者参加型コンテンツも必見
『エフ』の読者対象は、加盟企業の社員のご家族も含まれ、読者参加型の企画やコンテンツも掲載しています。
「暮らしのインフォメーション」は加盟企業の商品やサービスを紹介、プレゼントや割引などの「エフ特典」が付されたものもあります。「エフ・クイズ」は、正解者の中から抽選で加盟企業ご協力の商品をプレゼントしています。現在のクイズは、2つのイラストを見比べての間違い探し(153号〈1999年春号〉初掲載❸)。25年目を数える人気の長寿クイズです。ちなみに、以前は「社章・商標クイズ」❹や「クロスワードパズル」などがありました。
読者参加型企画といえば、親睦行事でもある「Fグループフォトコンテスト」があります。キヤノン(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株)はじめ会員各社のご協力のもと毎年開催されています。当初の名称は「Fグループジャンボフォトコンテスト」❺で、42号〈1976年9月〉に募集を告知、応募総数は約2,000点。今年も第48回の作品を募集中です。こちらの募集要項をご覧のうえ是非ご応募ください。
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❸最初のクイズイラストのテーマはバードウォッチング。
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❹社章・商標と社名を結ぶクイズ。60号〈1980年3月〉初掲載。
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❺入選作品発表は46号〈1977年5月〉誌上。
誌面を彩ってきたコンテンツ
温故知新。かつて掲載された読物企画についてもいくつか振り返ってみます。
初めて著名人を執筆者に迎えたのは44号〈1977年1月〉、虫明亜呂無(作家・評論家)のエッセイでした。46号〈1977年5月〉の特集「歩く」❻には真鍋博(イラストレーター)などが寄稿し、以降、作家や評論家の登場機会が増え、114号〈1990年11月〉~119号〈1991年11月〉の「ライフエッセイ」では、宮脇檀(建築家)、吉永みち子(作家)、赤瀬川原平(画家・作家)、高田宏(作家)、如月小春(劇作・演出家)、沢野ひとし(イラストレーター・作家)が交代で執筆しました。
1990年代には、「ウォッチング'90(~'94)」(114~134号)❼、「いますぐDO!」(135~151号)❽のコーナータイトルで“今日的”な特集が、また海外F会のメンバーによる現地レポート記事「世界の食卓から」「ご当地観光ミニガイド」❾など、いくつもの読物企画が連載されました。
これまで世相を反映した様々な企画記事が『エフ』の誌面を彩ってきました。これからもご愛読いただけるよう、加盟企業の社員の方々をはじめとする読者の皆様とともに歩んでまいりたいと思います。
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❻46号〈1977年5月〉特集「歩く」。
❼123号〈1992年9月〉「ウォッチング’92」。 -
❽149号〈1998年春号〉「いますぐDO!」。
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❾149号〈1998年春号〉「ご当地観光ミニガイド」。