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機関誌「エフ」

創業物語ユーシーカード 篇

これまでもこれからも、お客さまの夢を“かたち”に

創立時本社ビルは丸の内の「朝日生命会館」

 ユーシーカード株式会社は、おかげさまで本年6月23日に創立50周年を迎えることができました。
 当社は1969年6月23日に都銀6行が集まり、前身である「ユニオンクレジット株式会社」として設立されました。その後、1994年に「ユーシーカード株式会社」へ社名変更し現在に至っています。

 日本におけるクレジットカードの歴史は1960年まで遡ります。
 アメリカのクレジットカード競争が「岩戸景気」に沸く日本にも波及、1960年に富裕層を対象とした日本初のクレジットカード会社「日本ダイナースクラブ」が誕生しました。1970年代に入ると銀行も個人サービスの拡充のため、カード業界へ本格参入を開始しました。
 当時は「いざなぎ景気」真っ只中、1968年には日本のGNPが西ドイツを抜いて世界第2位に躍り出、「昭和元禄」という言葉が流行する中で、1969年当社が設立され、銀行系カード6ブランドによる本格的な競争時代に突入しました。
 当社はその後、業界初のコンピュータ自社所有、国際化を進展させた国内外共通カード発行、BC(ブラザーズカンパニー)設立と、つねに時代を先取りしてきました。
 1980年~1990年代にかけては、業界構造を一変させた複数国際ブランド(Visa,Master)の取扱いと同一国際ブランドの加盟店相互開放、リボルビング払い解禁、最新の基幹システム開発など、経営基盤の拡充に取り組みました。他業種との提携カードも次々と誕生し、UCギフトカードの発行やポイントプログラム導入など、新たなサービスもリリースしてきました。

第1号カード

シンボルマークであるてんとう虫があしらわれており、現在もほとんど変わっていません。

 2000年代に入ると、セキュリティを強化したICチップ搭載カードが登場、交通系ICカード等非接触型決済、プリペイドカードの普及など、様々な新技術でビジネスを拡大してきました。また、メガバンク初となるキャッシュカード一体型の「みずほマイレージクラブカード」の発行は大きな話題となりました。さらに、2009年にはインバウンド4000万人時代に備え日本初の「多通貨決済サービス(DCC)」を導入するなど、いつの時代もお客さまの求める新商品・新サービスを開発してきました。
 クレジットカード業界の変化とともに、当社はこの50年間を歩んでまいりました。

  設立当時の「いつも、どこかでUCカード」のコンセプトは現在もそのまま継承しています。シンボルマークの「てんとう虫」は、昔から日本では商家の店頭に「てんとう虫」が飛来すると「店頭虫」ということで商運が開くと言われました。
 西欧では「Lady bird」と呼ばれ、ご婦人の肩に止まると幸運が訪れるという伝説もあったそうです。往年のウェディングソング「てんとう虫のサンバ」が永く歌い継がれているように、てんとう虫には幸運、幸福をもたらすイメージがあります。

 ユーシーカードは、本年10月1日に株式会社キュービタスを分割統合し、フルラインの決済サービスを提供する会社として再出発しました。私たちは、次の50年に向け「これまでもこれからも」お客さまに幸運と幸福をもたらす「てんとう虫」であり、そして「頼れる味方」であり続けるために、全社一丸となってお客さまの夢を“かたち”にしてまいります。

ユーシーカード株式会社
創 業/1969年(昭和44年)6月23日
本 社/東京都港区台場2丁目3番2号
代表者/代表取締役社長 北嶋 信顕
https://www2.uccard.co.jp/
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