機関誌「エフ」

わが社の環境への取り組み
みずほフィナンシャルグループ篇

環境 × 総合金融コンサルティンググループ

　みずほフィナンシャルグループは、グループ内に銀行、信託、証券、アセットマネジメント（資産運用）およびシンクタンクを擁するグローバルな金融グループです。
　今回は、〈みずほ〉の本業を通じた環境への取り組みについてご紹介します。

〈みずほ〉は、お客さまの環境に配慮した経営や事業、環境リスク管理等を進めるためのニーズに対し、ファイナンスやコンサルティング、ビジネスマッチングなど、多様なソリューションを提供しています。

■ 環境ファイナンス

　みずほ銀行は、太陽光発電や風力発電、地熱発電など再生可能エネルギー事業へのプロジェクトファイナンスや、環境に配慮した経営・事業・設備投資を支援する環境配慮型融資・グリーンローン等の提供などを行っています。
　みずほ証券では、2017年にサステナブル・ファイナンス・デスクを設置し、2018年には環境系認証団体Climate Bonds Initiativeとのパートナー契約を締結するなど、ESG債発行の支援体制を強化しました。2017年度環境省グリーンボンド発行モデル創出事業の第一号案件をはじめ、これまでにさまざまなお客さまのESG債の起債を支援しています。また、2015年に新設された東証インフラファンド市場において上場第一号案件での単独主幹事をはじめ、パイオニアとしてマーケットの発展を支援しています。

■ 環境コンサルティング等

　〈みずほ〉では、環境問題について国内外の専門機関とのチャネルを構築し、専門知識と最新情報の収集に努めています。こうして培われた豊富な知見を活かし、情報発信や企業に向けて環境問題に関わる経営上のアドバイスや、コンサルティングを実施しています。

　みずほ情報総研では、環境・エネルギー分野に関する委託研究・コンサルティングについて、長年にわたり官公庁・関連研究機関および環境先進企業とともに取り組んでおり、環境・エネルギー技術の評価やCO₂排出量の「見える化」など、さまざまな面で多くの実績ならびにノウハウ・情報を蓄積しています。これらを活かし、環境・エネルギーという側面から、お客さまの課題解決や経営戦略・事業戦略などを支援しています。

　また、みずほ銀行では、環境・エネルギー対策をテーマとしたビジネスマッチング（顧客紹介）を行っています。

　さらに、〈みずほ〉は、気候変動対応やSDGs達成に向けた金融の役割について、国際会議等の場で積極的に講演や情報発信を行っています。