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機関誌「エフ」

わが社の環境への取り組み日立製作所篇

2050年に向けた環境長期目標「日立環境イノベーション2050」

 日立グループは、情報・通信システム、社会・産業システム、 建設機械から家電製品まで幅広い製品・サービスを手掛けるグローバルな企業グループです。今回は、2050年に向けた環境長期目標「日立環境イノベーション2050」についてご紹介します。

環境課題解決のためのイノベーション

 近年、地球温暖化、資源の枯渇、生態系の破壊など、さまざまな環境課題が深刻化する中、企業の環境負荷軽減への要請や期待は、ますます高まっています。気温の上昇を2℃未満に抑える目標と1.5℃に抑える努力の追求など、意欲的な内容を盛り込んだ「パリ協定」は、2016年11月に発効しています。2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核をなす「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、「目標13:気候変動に具体的な対策を」に気候変動の目標が設定されています。日立が提供する製品やサービスには、バリューチェーン全体での低炭素化や資源の効率化など、考慮すべき環境に関する課題が多岐にわたって存在します。同時に、社会からの期待を背景に、環境課題の解決に寄与するイノベーションを実現していくことは、日立にとって大きな事業機会となっています。

生活の質の向上と持続可能な社会の両立を

 このような世界の動向と自らの経営方針を踏まえ、「日立は、ステークホルダーとの協創による社会イノベーション事業を通じて、環境課題を解決し、生活の質の向上と持続可能な社会の両立を実現する」ことをめざす「環境ビジョン」を策定しました。この「環境ビジョン」がめざす社会を構成する「低炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」を実現していくために、環境長期目標「日立環境イノベーション2050」を定めています。「日立環境イノベーション2050」では、「低炭素社会」を実現するためにバリューチェーンを通じてCO2排出量2050年度80%、2030年度50%削減、「高度循環社会」を実現するために水・資源利用効率2050年度50%改善、「自然共生社会」の実現のためには自然資本へのインパクトの最小化という目標を定めています。さらに、中期経営計画と連動させた2018年度までの3年間の詳細な活動項目と目標を設定した「2018環境行動計画」により、グループ全体での環境活動を着実に推進していきます。

参考URL http://www.hitachi.co.jp/environment/vision/
[本件のお問い合わせ先]
(株)日立製作所 サステナビリティ推進本部 03‐3258‐1111(大代表)
http://www.hitachi.co.jp/environment/
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