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機関誌「エフ」

わが社の環境への取り組み東京建物篇

都市の未来に貢献する街づくりの実現

 東京建物株式会社は、1896年(明治29年)に創業し、おかげさまで昨年10月に120周年を迎えることができました。現在、当社グループは、豊かな社会づくりに貢献し続けるべく、「信頼を未来へ」という企業理念を掲げ、多様な事業を通じてお客様や社会への価値創造に取り組んでいます。ここでは、当社が開発したオフィスビルでの環境に対する取り組みをご紹介します。

次世代を見据えたさまざまな環境への取り組みの実施展開

「東京スクエアガーデン」外観

 当社が2013年に開発した「東京スクエアガーデン」(所在:東京都中央区京橋3-1-1)は、大庇(幅1.8m)、Low-e複層ガラス、地熱利用熱源機器、自然換気システムなどの最先端の環境技術を導入しています。この結果、2016年度のビル全体の年間エネルギー消費量は、同規模の一般的な建物のエネルギー消費量と比較して約3割も下回りました。さらに、建物低層部には、高さ約30m、面積約3,000㎡に及ぶ大規模な緑地空間「京橋の丘」、6階には地域の省エネ・省CO2化を支援するための環境活動を行う「京橋環境ステーション」を整備しています。(図1)

花と緑が都市を潤す「京橋の丘」

(図1)「東京スクエアガーデン」環境コンセプト図

 「京橋の丘」は、地下1階から5階にかけて、重層的に緑を配置することにより、就業者や来街者に緑にあふれた憩いの場を提供するとともに、都心のクールダウンや東京湾から皇居方面にぬける「風の道」の形成に寄与し、また東京都が取り組む美しい景観を生み出す街路樹を整備した「グリーンロードネットワーク」の一端を担うことを目指しています。この立体的な緑地空間は、第14回「屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール(屋上緑化部門)」において“国土交通大臣賞”を受賞しています。(図2)

都市の低炭素化をすすめる「京橋環境ステーション」

(図2)「京橋の丘」中央通り側断面図

 これまで「京橋環境ステーション」では、地球環境問題とまちづくりについて学び、考える連続セミナー(受講無料)を開催してきました。2017年度は装いを新たに「まちづくりリーダー育成プログラム」を開講しました。本プログラムでは、大学生から社会人までを対象として、大学教員や企業人等、まちづくりの第一線で活躍する多様な講師陣を迎え、座学での講義に加え、八重洲・日本橋・京橋地区をフィールドとした提案型まちづくりワークショップを実施することで、未来のまちづくりを担う人材の育成を支援します。

[本件のお問い合わせ先]
東京建物(株) 広報CSR部 03‐3274‐1984
www.tatemono.com/
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